犬や猫、小鳥など、
飼っているペットによって癒されている人は大勢います。
人間は昔から動物達とともに暮らしてきましたが、
現代ほど、動物の持つ癒しのエネルギーに
助けられている時代はないでしょう。
動物達のそうした癒しの力は、実際の医療現場などでも注目され、
例えば、認知症のお年寄りと犬を触れ合わせることで、症状が緩和されることもあるといいます。
動物が人を癒す理由はいたってシンプルで、
動物たちは、人が与えた分だけの愛をそのまま返す存在だからです。
動物達は、人間が無意識にでも愛情を傾ければ、それに反応して愛を返してくれるのです。
動物達の純粋さは、人間の子供の無邪気さに似ています。
小さい子供は本能のままに母親の愛情を求めるものです。
そこには計算など働いていません。
動物たちの愛もそれと同じ種類のものなのでしょう。
動物はもちろん、本能が主体の生き物ですから、
自分自身が本当に疲れていたり、弱っている時は、人間には近寄ってはこないでしょう。
彼らは何よりも自分を守る自衛本能を優先させていますから、
無理をしてまで人を癒すということはしません。
けれど、動物達が私達を癒してくれたと感じたら、私達も愛をお返ししましょう。
「ありがとう」という思いを込めて念を送るだけでも、動物達は喜んでくれるでしょう。
動物に癒してもらうだけでなく、人が動物を癒すことも、
ペットと人間が共生していく上で欠かせないことだと思います。