ペットロスとは、可愛がっていた動物が亡くなってしまい、
飼い主が深く悲しみ、落ち込んでしまう事を言います。
1970年代のアメリカで生まれた言葉です。
動物医療も発達してきて、次第に動物の寿命も格段に伸び、
一匹の一緒に過ごす時間も増えた為、それ以前よりも
ペットとの心の結びつきが深くなった事で起きるようになったものです。
それは悪い事ではなく、ペットを大切にしてきたから起きるものなのですが、
それでも動物が好きではない人に「たかが動物が死んだ事で」と言われてしまい、
飼い主は更に心に痛手を負ってしまいます。
ペットロスに大切な事は、何より自分の心の中にある悲しみを形にして、
吐き出してそれを誰かに受け止めて貰う事にあります。
家族で大切にしていた子なら、家族で悲しみを共有し、一緒に悲しみ励まし合う事が大切です。
一人暮らしで家族がいない場合は、動物を飼った事のある友達に時間を作って貰い、
話に付き合って貰ってください。
同じ種類の動物でなくても構いません。
ただ、動物を大切に育てていた人に、きちんと話を聞いて貰い、
悲しんでいる事は異常ではなく、当然なのだと受け止めて貰う事が大切なのです。
話に付き合って貰える人が誰もいないと言う場合は、
ペットロスカウンセラーに相談してみると良いでしょう。
彼らは日頃からペットロス患者に関わっているプロフェッショナルです。
繰り返し同じ事を話したとしても忍耐強く耳を傾けて、
飼い主の今の状態がおかしいものではないと教えてくれるでしょう。