近年日本では65歳以上の高齢者と呼ばれる人が
増える高齢化社会が進んでいます。
高齢化社会が進むにつれて、
高齢者が飼育している犬も同時に高齢化が進んでいます。
この様に犬も人間と同じように齢を取り、老犬への道を進んで行きます。
老犬になってしまうと排尿が上手く出来なくなってしまったり、
犬の糖尿病などの様々な病気になってしまったり
その様な病気の影響で散歩に行くことが難しくなってしまうことが多くあります。
この様な状況になる犬が増えると同時に
犬を飼っている高齢者もだんだんと年老いていきますから、
例え犬であっても介護をすることは
高齢者にとっては人間を介護することと同じ様にとても重労働になります。
ペットが小型犬である場合は
まだだっこをすることも高齢者であっても可能ですが、
やはり、高齢者に人気が高い存在感のある大型犬を
ペットとして飼育していることがとても多くあります。
その様な高齢犬を対象とした、老犬ホームと言う
人間の老人ホームを犬専用にしたものがあります。
老犬ホームの数はまだまだ少ないことが現状ですが、
ペットショップなどが率先してその様な施設を開設したり、
NPO法人が引き取りと言う形でその様な老犬ホームと言うものを経営しています。
それらの多くは、引き取り希望の犬が多いために
里親を募集して犬を最期まで育てることが出来る里親へ
無料で引き渡すと言ったことも活発に行っているために
保健所の様な札処分などが行われることはありません。