かわいがっているペットとの別れは考えたくはないものです。
しかし、犬や猫の寿命が年々延びているとはいえ、
人間よりも長くなるわけではありません。
老衰、病気、事故、いずれにしても、その日は必ずやってきます。
ペットの葬り方について、
あらかじめ知識があれば、
直面したときにうろたえてしまうことも少ないでしょう。
飼い主が火葬施設を備えた霊園に持ち込む場合もあれば、
飼い主が立ち会わずに遺体を引き取ってもらう場合もありますし、
移動火葬車がやってきて、車載された炉で訪問火葬を行なうケースもあります。
ペットが亡くなったら
①安置する場所を決める
亡くなったあとは出来るだけ日の当たらない涼しい場所を選び、
ペットが愛用していた敷物やベッドなど、
いつも使っていた物に寝かせてあげましょう。
②身体を丸めてあげる
息を引き取ってから、だいたい2時間ぐらいで硬直が始まります。
硬直が始まる前にまぶたや口を閉じてあげましょう。
手足が突っ張ってしまうので、手足を胸の方に折り曲げて、
収めてあげてください。
③身体を清める
お湯で湿らせたタオルやガーゼで、顔や頭、全身をやさしく拭きます。
亡くなったあとに老廃物が出ることもあるので、
下にペットシーツを敷いておくといいでしょう。
肛門周辺もキレイにしてあげましょう。
④タオルをかける
ノミがいた場合、亡くなって体温が下がったことを感知して、
ノミが飛び出してくることがあります。
タオルをかけてあげれば、ノミやダニが室内に飛び散ることを防げます。
⑤届出を忘れずに
飼育に届出が必要な動物は、
亡くなった際にも届出が必要です。
犬の場合は、市町村役場への届出が義務付けられています。