自分が外出している間にペットが亡くなり、
ペットの最期に会うことができず、
そのことをずっと後悔している人がいます。
「もし、自分がその場に居合わせたら、助けることができたのではないか」
と考えてしまうのかもしれません。
でも、動物たちは、きちんと理解しています。
たとえ、それがどのような別れ方であったとしても、飼い主を責めたりすることはありません。
動物の本能からか、こうした別れはわりと多く、最期が近づくとフラリといなくなることがあるようです。
看取られて旅立ちたいと思うのは、どちらかと言うと人間の感性で、
動物達の場合は、気付かれずにそっと逝きたい、という想いが強いのかもしれません。
また、ペットの最期に会えなかったという方だけでなく、事故や急病で亡くなった場合、
飼い主の側に覚悟ができていないだけに、ショックが大きく残り、ペットロスになる人もいます。
例えば、事故で、愛犬が車にひかれて亡くなってしまったような場合、
見た目にもとても痛々しくて可哀想に思えたとしても、
この世から旅立った以上、痛みや苦しみはありません。
それは、生まれてすぐに亡くなった場合でも同じことです。
ペット達は一緒に過ごした時間がどんなに短くても、飼い主から向けられた愛情は決して忘れません。
でも、飼い主がいつまでも泣き暮らしていては、ペットたち逆に苦しめてしまうことになります。
ペット達との別れは、いつか必ずやってくるものです。
それは、もしかしたら明日かもしれないし、数年後かもしれません。
これは予測できないことです。
けれど、もし明日別れることになったとしても後悔しないように、
思いを込めて、日々ペットと触れ合って欲しいと願います。