現代はペットブームで、特に犬や猫などは
家族も同然の存在として可愛がられています。
しかし生きているものはいずれ命の炎を燃やしきってしまう時が来ます。
その時までに心の準備をきちんとしておくことも大切です。
犬であれば長生きしていれば20年前後の老齢まで生きていることもあります。
それだけ長生きをしていればいずれ天国へ旅立つ時がくるとわかっていても
どこかでまだ大丈夫と期待をしてしまうことがあります。
しかしそういう風に考えてしまう時こそ
いざ別れの時が来た時には立ち直れないほどの辛さを味わってしまいます。
ペットロスという言葉があります。
これはその名の通り、飼っていたペットを失ってしまうことを言います。
そしてそれがきっかけで精神的な病に陥ってしまうことを
ペットロス障害といいます。
それまで一緒にいたペットとの別れの準備が
充分にできていなかった場合に陥ることが多いといわれています。
そうならないためには今のうちから先立つ命であると自覚をもつことが大切です。
また飼い主同士で友達になっておくのも効果的です。
同じ飼い主として悲しみを分かち合ってくれるからです。
そしてお別れの時が来たら我慢をせずに思い切り気持ちを開放させるのです。
大切にしていた存在がいなくなってしまったのですから
恥ずかしがることはありません。
泣きたいだけ泣いて、お別れを充分にしておくといいです。
そうしておくことで時間がたつと共に思い出だけが残り、
心からのお別れができます。